2013年4月30日火曜日

【学習院女子】2013年4月29日 女子校アンサンブル説明会報告

2013年4月29日 女子校アンサンブル説明会報告

レポートは学習会の講師、手島先生。

続いて学習院女子


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学習院女子

皆さんの中に女子校というのはどのようなイメージでいらっしゃるでしょうか。女子校というのは、本音で友達と付き合えてホッとする、また伸び伸びと過ごすことができる、生涯の友達を得ることのできる空間なのではないかと思います。このことは卒業後により深く実感してくることだと思います。

では学習院女子はどのような女子校なのか。よくお寄せ頂くいくつかのご質問に答える形でお話ししようと思います。
まず、学習院女子って伝統のある学校だから敷居が高かったりしませんかとよく聞かれます。確かに本校は明治18年創設の華族女学校が前身という伝統のある学校ですが、戦後は一私学として出発しましたし、特に伝統校としての敷居の高さのようなものはないのではないかと考えています。本校のあいさつは「ごきげんよう」で交わされるという伝統はありますが、そのような伝統を大切にしつつも、むしろ新しいこと(帰国生入試ですとか、海外留学、キャリア教育など)には昔から積極的に挑戦してきた学校と考えています。
また、本校は付属校ではありますが、勉強はしっかりとさせております。基礎知識の土台の上に自分でものを考え表現できる力を身につけさせたいと考えております。中学1年生では一週間のうちの1/3は分割授業を行っていますし、英語はどの学年でも分割授業を行っています。また実験や実習を取り入れている授業も多く、英語によるスピーチ、社会科でのグループ発表など自己表現の力を磨く機会もたくさんあります。学期末の本校の職員室は、生徒たちのノートの山で各教科ともいっぱいになっています。定期テストの点数だけでなく、日ごろどのようなノートを取って授業を受けているのか、ということまで含めて成績評価をつけています。
現在の内部進学率は7割で、それ以外は他大学へと進学していきます。最近では医学部系への進学者も増えています。ただし、他大学への一般入試を受験する生徒には学習院大学ないしは学習院女子大学への内部推薦は取り消させていただいています(※ 年末までに結果の出るような推薦入試やAO入試であれば、再度内部推薦を行うことも可能)。

よく、本校にはおとなしいお子さんが多いのではないかというような質問もいただくのですが、実は生徒たちに一番好きな科目は何かという質問を行うと全学年とも体育が一番人気のある科目なんです。学校行事の中で一番盛り上がるものは学年別対抗の運動会で、優勝した学年は毎年涙を流して喜んでいます。また運動部の活動もさかんで、おとなしいお子さんの集まる学校というわけではないと思います。

本校には11万冊の蔵書数を備えた図書館もありますし、そこは本好きのおとなしいお子さんにはたまらない場所だと思います。つまりどんなお子さんにも居場所のある学校だと考えています。
もちろん、活発なお子さんばかりだと礼儀作法はどうなっているのか、とご心配される方もいらっしゃるかとは思いますが、中学1年生には作法の授業もあります。ただ、品性というのは形に現れるのではなく、その人の内面から現れるものなのではないかと私たちは考えています。
活発なお子さんも、おとなしいお子さんもそれぞれの居場所を大切にしつつ、中高の六年間を通じて、生徒たちの挑戦しようという心を大切にして、見守っていきたいと考えています。

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