2019年5月29日水曜日

中学入試を失敗させない小学6年生の受験計画とは?夏休みをどう使うべきか?

6年生のカリキュラムの特徴


進学塾の授業は、4年生5年生は単元別に進み、6年生になると総合問題の勉強に徐々にシフトしていきます。テストも確認テストから実力テストにシフトします。

問われることが変わる頃になると、大手塾では塾内の順位は大きく入れ替わります。単純にキーワードや解き方だけを覚えれば、確認テストではそれなりにマルがもらえます。それに対して実力テストでは本質的な理解や応用力が問われます。ただ覚えているだけでは対応しにくくなるため順位としては下がるのです。

自分の課題は何なのか


塾によって時期は違いますが、6年生になると単元別の勉強が終わります。そうすると個人差も明確になります。教科の得意不得意はもちろんですが、より具体的な部分の確認も必要です。

例えば、同じように歴史が苦手と言っても、江戸時代が苦手な子もいれば平安時代が苦手な子もいます。政治についてはしっかり覚えても人物が抜けている場合もあります。

知識が入ってるけれど、応用が苦手な子もいれば、逆に応用問題は解けても基本知識が抜けている子もいます。

塾では、どの生徒に対しても万遍なく課題を出します。そのため、家庭学習では、状況に合わせて何に時間を割くか計画的に進める必要があります。みんなと同じ内容だけやっても差は尽きません。自分の課題を整理して、塾の宿題だけではなく自分の勉強をするよう心がけましょう。

目標としている学校ではどんなことが問われるのか


中学受験では、各学校が独自に入試問題を作成します。そのため、学校によって要求する能力も異なります。

国語・・


論説文と物語文それぞれ1題を出題する学校が多いですが、麻布のように物語文1題で、心情把握ができているかを記述形式で問うことを重視するという学校もあります。慶應中等部のように漢字や慣用句などの知識を20問出題する学校もあります。

社会・・


開成は、ほぼ穴埋めや記号選択です。海城は100字~200字程度の記述が2、3問出題されます。成蹊のように近代史に出題がかなり偏っている学校もあります。

理科・・


男子トップ校では力学などの計算する力が要求されます。女子校では桜蔭、豊島岡等を除けば難しい計算は要求されません。

このように、学校によって出題の傾向は違います。
塾では、開成や桜蔭などトップ校については学校別クラスで志望校対策をすることになります。それ以外の学校については、芝・本郷・巣鴨クラスなど、難易度別のクラスはありますが、厳密には志望校対策の授業とは言えません。

弱点補強と志望校対策は家庭学習が中心


上述の通り塾では万遍なくやります。それに対して、家庭学習では自分にとって必要なことに時間を割き、不必要なことを省けるかが大切です。

家庭学習において、いかに効率よく弱点補強と志望校対策を進めることができるかが受験勉強で優位になる大きな分かれ道となります。

山場となる夏期講習を乗り切るためには弱点補強が大切


「弱点補強」と「志望校対策」・・どちらがより大切かと言うと、今この時期は弱点補強の方が優先となるケースがほとんどです。

なぜならば、夏期講習以降ほとんどの塾では演習形式の授業が中心になります。
「比を使って面積を出そう」「なんで大阪は天下の台所と呼ばれた?」という感じで進めるときに、「比って何?」「蔵屋敷って初めて聞いた」では勉強にならないのです。

1学期のうちに少なくとも、丸ごとわからない分野はつぶしておきたいところです。

それに対して志望校対策は最後の仕上げという事になります。わからないことだらけの状態では過去問を使っても得られることは少ないです。

もちろん志望校対策が合否の決め手になることもありますが、今のこの時期、ほとんどの受験生にとってより大切な事は、「弱点補強」という事になります。

夏期講習までの計画を立てるポイント


目指す学校、得手不得手、通っている塾のカリキュラム等、6年生は状況が一人ひとり違います。

まずは、現状分析をし、目指す学校の傾向について研究しましょう。それから、塾の今後のカリキュラムやオプション授業なども把握する必要があります。

塾では、平常授業に加えて日曜特訓、確認テストに加えて模試、それ以外にも過去問、時事問題と、やることは増える一方です。優先順位をつけて取捨選択していくことも必要になってきます。

また、志望校のことなどについて家庭内での意見の不一致も表面化しやすくなります。本人の状況や希望、お母様、お父様の認識をすり合わせつつ、塾とも共有していくことも大切です。

勉強に専念できる環境を整えていくことはお母様の大切な役割です。

学習会へのご相談はこちらから


学習会では学習相談の機会を設けています。

6年生の受験計画の立て方、

夏休み、夏期講習までにはどのように過ごせばよいのか、

中学受験対策はどのようにすればよいのか?

などのご相談を受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

お電話でのお問い合わせ 平日11:30 - 19:30

>> 03-6425-9495

サイトからのお申込み・お問い合わせ

>> こちら

2019年5月8日水曜日

私立中学で英語入試を導入しているところはどこ?


グローバル化に対応した英語教育改革実施計画



2014年に文部科学省は「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」を発表しました。

グローバル化に対応した新たな英語教育の在り方として以下のような指針が定められています。

・小学校では、中学年から週1〜2コマ程度の英語の授業を開始し、高学年では英語専科教員による初歩的な英語の運用能力の養成する。

・中学校では、身近な話題について理解し表現できるようにする。授業自体を英語で行う事を基本とする。

・高校では、抽象的な内容も理解でき、ある程度流暢に会話できる能力を養う。

この英語教育改革の影響が中学入試にも大きく影響していくだろうと考え、受験科目に「英語」を導入して英語教育に力を入れている中学校を調べました。


2019年の首都圏中学入試では、計125校が「英語(選択)入試」を実施


首都圏模試センターの情報サイト「受験情報ブログ」によると、125校の中学校が「英語(選択)入試」を実施したそうです。

「英語(選択)入試」とは海外経験などがない、もしくは海外経験はあるけれども帰国生向け入試の基準に満たない一般受験者向けの試験です。

これまでは「国語・算数・理科・社会」の4科目受験、もしくは「国語・算数」の2科目受験が主流でしたが、「国語・算数・英語」の3科目受験や「国語・英語」、「算数・英語」の英語を選択する2科目受験も増えてきています。

過去、学習会に問い合わせがあったり、学習会の塾生が進学した中学校を集めてみました。

志望校選びの参考にしてください。

英語入試を行う、学習会での問い合わせが多い私立中学校


※以下、五十音順です。

跡見学園中学校


市川中学校


大妻中野中学校


開智日本橋学園中学・高等学校


かえつ有明中・高等学校


カリタス女子中学高等学校


共立女子中学校


公文国際学園


慶應義塾湘南藤沢中等部


京華中学校


昭和女子大学附属 昭和中学校


女子聖学院中学校


聖学院中学校


聖ドミニコ学園中学高等学校


桐蔭学園中等教育学校


桐光学園中学校


東京都市大学 等々力中学校


八雲学園中学高等学校


山脇学園中学校


立正大学付属 立正中学校


※その他の英語(選択)入試を実施している中学校はこちら(外部:首都圏模試センター)

グローバル人材を本気で育てる中学校


英語教育に力を入れて、グローバル人材を育てようとしている私立中学校は、学習会に通える生徒の通学圏内でもこれだけあります。

それぞれの学校で高度な英語授業が行われていたり、外国人教師によるオールイングリッシュ授業が導入されたり、また留学制度を整えていたりと様々です。

我が子にどのような教育環境を与えて、どのような人間に育ってほしいかを考えて、それに応えてくれるような学校を選んでください。

学習会へのご相談はこちらから

学習会は東急目黒線・大井町線 大岡山駅から徒歩2分のところにある中学受験専門塾です。

中学受験対策のご相談など受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

お電話でのお問い合わせ 平日11:30 - 19:30

>> 03-6425-9495

サイトからのお申込み・お問い合わせ


学習会は以下のSNSも利用しています



中学受験に関する情報や勉強方法などのコツを配信しておりますので、

お気軽にフォローお願いいたします。


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
中学受験情報はこちらから