6年生は弱点や目指す学校が一人ひとり違います。
だから一人ひとり計画を立てることが大切です。
6年生になると、特訓授業、志望校対策授業も始まり、通塾日数も増えます。
模試や過去問対策も必要です。色々な面で5年生までとは違ってきます。
6月に偏差値がガタ落ち!?
6年生になって、特訓授業や志望校対策授業も始まり、
そして、4月に初めて模擬試験を受ける方が多いと思います。
いわゆる実力テストで、単元確認のテストとは別物です。
組分テストではそれなりに出来ていて、クラスも上位だった子が、
実力テストで急に下がってしまうことがあります。
逆にぐっと伸びる子もいて、夏前には塾の順位が大きく入れ替わります。
コツコツやってきた子ほど、大幅に下がったりします。
これは、急に伸びたり急に出来なくなったりするためではありません。
変わるのは子どもではなく塾の授業とテストです。
授業やテストがまったく違う
4年生や5年生では、授業やテストは単元別に進みます。
例えば、つるかめ算を扱う週は、授業も宿題もテストもつるかめ算です。
これが、単元が一周した後、つまり6年生では大きく変わります。
6年生では入試に向けて総合問題を扱うようになるのです。
6年生の6月くらいに偏差値が大きく変わるのはこのためです。
単元を暗記して月次テストでは取れていても、
本質を理解出来ていない子は実力テストでは取れません。
まじめにコツコツ反復練習を繰り返している子がかえって
偏差値を大幅に下げてしまったりするのです。
「塾のカリキュラム=合格のために必要なこと」ではない
教科や塾にもよりますが、6年生の春くらいに、単元の学習が終わり、
そこから先は演習中心の授業となります。基礎ができている子、単元が習得できている子、
本質が理解出来ている子は演習でどんどん伸びます。
ですが、多くの子は、4年生、5年生の内容が完璧に仕上がっているとは言えません。
地理が抜けている子は地理を、速さが弱い子は速さを、
弱点や忘れている個所の復習に時間を割かないと得点力は上がりません。
6年生の受験計画
つまり、「6年生は弱点や目指す学校が一人ひとり違う、
だから一人ひとり計画を立てることが大事」と言えます。
計画は現状と目標のギャップを埋めるためのもので、塾のカリキュラムと同じではありません。
計画を立てる手順は、
①【現状を把握する】
4月になると四谷大塚の合不合などの模試を受け始めます。
これを上手く利用しましょう。単に知識として知っていたかどうかではなく、
枠組みや流れがつかめているかどうかを、あるいは、概念や性質を理解しているかどうかや、
答えに至ったプロセスまで見ていきます。
②【目標を確認する】
何を捨てどこで点を稼ぐのか、こんなイメージを持つことも必要です。
③【優先順位や順番をつける】
全てをやることは出来ません。
例えば、時事問題より先に公民を仕上げるというように順番を付けることが大事です。
このように、今きちんと、計画を立てるかどうかはこれから伸びるかどうかの分かれ目となります。
計画的に進めて、一歩リードしましょう。
学習会の指導方針:3〜4年生のうちから考える力を鍛える
学習会では、3・4年生の時から考える力を鍛えて、6年生になったときに、
自分の弱点や目指す学校を理解し、自分に必要な勉強は何なのかを考えられるように育てます。
例えば、答えや解き方をただ丸暗記させるだけの授業は行いません。理社の知識分野・国語の文法事項でも、生徒に考えさせるような指導を行います。
2018年6月22日、24日の10:00から塾説明会を実施する予定です。
「考える力を鍛える」という学習会の指導方針が気になる方には、塾説明会にぜひご参加ください。