私立中学合同説明会「夢限大」レポート
続いて共学ラスト3校。
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◎鶴見大附属
本校は仏教の曹洞宗の教えに基づく学園です。仏教の考え方というのは「自分でやる」「くり返しやる」「周りと仲良くする」の3つの考えです。このことをグローバルに考えると国際理解ということに通じるのではないかと思います。
このうち「自分でやる」つまり、「自分からやる」ということは本校の生活スタイルにもなっています。どういうことかというと、本校では授業をそれぞれの科目の教室に毎時間受けに行きます。ホームルームを行うためのホームベースという教室に朝集まる以外は、自分で予定を考えながら授業のある教室までいつも移動しなければならないわけです。このような「ホームベース型授業」が本校の特徴となっています
( ※ ホームベース型授業の特徴は、子ども達がその日一日の予定を考えながら持ち物などを工夫したりしていつも移動し続ける点にあります(大学での講義の様子などをご想像していただけると分かりやすいかと思います)。このことで、ともすると受け身になりがちな授業姿勢が積極的なものに変化していく、自律心が芽生える等の効果が見られるというお話を、以前に他校の説明会で伺ったことがあります。 )
◎桐光学園
本校は川崎市北部の栗平という駅が最寄り駅の男女別学校です。最寄り駅から学校までにお店が一軒もありません。以前はコンビニエンスストアのようなものがあったのですが、最近になってなくなってしまいました。小田急線沿線から通学されている方が多い印象があります(※ 小田急線の新百合ヶ丘駅から唐木田方面への多摩線に乗り換え)。
本校のイメージとしては、同じ学校の敷地の中に男子校と女子校とが並立しているとお考えいただけると分かりやすいかもしれません。今年の新中1で言えば男子6クラス、女子4クラス編成で、部活や大きな学校行事などは男女合同で行います。さきほど、かえつさんのお話にもありましたが、男の子と女の子とでは理解の過程に若干の違いがあるように思います。そのような理解の過程の違いに対して、男女別学にすることで対応しようというのが本校の教育方針です。
( ※ しばしば運動部が好成績を残している一方で、進学実績もそれなりに挙げている。國學院久我山と同じように文武両道の学校というイメージがあります。その秘訣は、もしかしたら、共学のよさを残しつつ、授業に集中しやすい男女別学という環境のおかげもあるのかもしれませんね。 )
◎立正
本校は日蓮宗の教えに基づく学校で「行」と「学」が建学の精神です。親切・勇気・感謝の3つの心を大切にしています。それまでの大崎から、新しく西馬込に校舎が移転してから敷地面積が3倍になりました。教室は全面ガラス張りで大変開放感にあふれたつくりとなっています。
本校ではResearch、Read、Report、の3つを重視する3つのRプログラムというカリキュラムを組んでおります。毎朝20分間の立正タイムでは、様々なプログラムを実施しています。また中学1年生から手帳による自分のスケジュール管理に取り組ませているほか、中1でのキャリア講和、中2での職場見学、中3での職業体験などのキャリア教育も行っています。
本校は立正大学の付属校でありますが、他大進学に向けた指導も行っており、内部進学、他大進学のどちらを志望してもちゃんと居場所のある学校だと思います。
( ※ 校舎移転にともなって、グラウンド面積、教室数などが大きく増加したそうです。充実した施設面を活用しながら、きめ細かく子ども達をサポートしてくれる学校なのではないでしょうか )