2016年12月30日金曜日

新6年生での転塾について考える

こんにちは。

いよいよ、本年の授業も本日で最終日となりました。
久しぶりに記事らしい記事を書いてみようと思います。

以前、「新5年生からの転塾について考える」という記事を掲載したところ、
当ブログで一番読まれている記事になっています。
今回は、新6年生の転塾を考えてみようと思います。

塾によって違う部分もありますが、ここではサピックスや四谷大塚のカリキュラムをイメージしています。



・転塾の時期

以前も書いたように、カリキュラムのことや通い慣れることなどを考えると、新6年生での転塾はお勧めできません。
とは言え、塾のペースややり方に合わない場合や成績が低迷しているケースでは、留まったうえで何かしら対策を考えていくのが良いのか、あるいは思い切って転塾した方が良いのかをしっかり現状を踏まえて判断しなければいけません。
6年生のカリキュラムが始まってからというわけにはいかないでしょうから、新6年生の2月は最後の機会と考えるのが自然です。



・カリキュラムから転塾を考えてみる

算数
1年程度の通塾でも、それなりにできるようになる子はできるようになりますし、2年生3年生から通塾していても中堅レベルの問題を解けるようにならない子もいます。個人差かもしれませんし、先生の腕の問題の部分もあるかもしれません。
いずれにしても、経験上、
筑駒、開成とまではいかなくても、芝、暁星レベルはもちろん、
駒東、海城レベルの問題まで解けるようになるケースもたまに見かけます。
たった一年程度の勉強でも。
塾の先生が下手な場合や、やり方が合わない場合は環境を変えることで伸びることもあります。1年くらいでも伸びるケースがあることを考えると、時期については神経質になる必要はありません。


国語
算数と同じような感じではあります。読解については、ほとんど塾の授業を受けていなくても御三家レベルの文章を読める子もいます。(読書的な読み方ではなく「読解」)算数以上に個人差があるのだと思います。ただし、設問に対しての解答の仕方や1点でも多くとるための記述の仕方については練習が必要です。単元らしい単元といえば文法くらいですが、授業にしたら半年で終わる程度のボリュームですし、それそのものを入試で問われることは稀です。
目指す学校によりますが、慶應中等部のように知識が重視される学校では、語句や文学作品などの知識分野がポイントになる場合もありますが、授業で習うというよりも自分で覚えるものですので、カリキュラムの進捗はあまり関係ありません。


理科
4年生のうちは、小学校の延長のような内容であまり気にする必要はありません。ところが5年生になると急に難しくなります。氷、水、水蒸気の性質と合わせて熱や体積について学んだり、天体分野も時間や角度を学んだりします。つまり抽象度がぐっと上がるのです。5年生後半になるとそれまで学んだ「決まり事」をもとにして計算することが求められます。この時期に大きく差が付きます。新6年生から初めて通塾するとしたら、理科が一番しんどいかもしれません。上位の男子進学校では力学や化学など計算分野がものを言いますが、そうでなければトップレベルの理科に振り回されず知識分野を落ちついで進めることが大事です。


社会
4年~5年夏・・地理、5年秋~冬・・歴史、5年最後・・公民、というように、塾では一直線に進んでいくのが社会です。他の教科はある程度繰り返しながら学びます。理科と比べると分野を越えた理解が求められます。例えば、地理では昆布の産地を、歴史では北前船をそれぞれ学びます。入試では「昆布が取れない沖縄で、昆布の消費量が多い理由を説明しなさい」というような問われ方になります。特に地理は意味がわかなないということは少ないので大変な印象はありませんが、入試問題を解くベースとなる基礎知識が山のようにあります。通常1年半かけて学ぶけですのでボリュームはかなりのものです。歴史や公民は、「墾田永年私財法」「議院内閣制」といったキーワードを覚えるだけでは不足で、必要になった背景やその前後でどんな変化があったのかを理解することが求められます。


そんなわけで・・
教科ごとのカリキュラムから転塾を考えると、繰り返しながら進んでいく算国よりも、直線的に進んでいく理科社会についてがポイントになるケースが多いように思います。



・初めての通塾
5年生の2学期くらいになると急に「受験をしたい」という子が出てきます。周りの受験する子たちの影響が大きいのだと思います。それまで一緒に遊んでいた子も、この時期になると勉強を優先する子たちが増えてくるのだと思います。同時に、志望校の話をし始める子も増えてきます。そんな中で、それまで受験を考えていなかった子や、あるいは、3年生や4年生のころに結果的に塾通いしなかった子たちも、中学受験をもう一度意識することになります。
では、この時期から始めて大丈夫なのかというと、よほどいい条件が揃っていない限り難しいのが実情で、状況によっては入塾することも出来なくなります。上述したようにカリキュラムが終わってしまっているからです。無理と言ってくれる先生はまだ親切で、安易に大丈夫と考えてしまうのは禁物です。中学受験は厳しい世界ですし、挫折を味わってしまうと、勉強への苦手意識を強く持ってしまい、中学生になってからの勉強が上手くいきません。



・ゼロクラスのカリキュラム
そんな背景があって作ったのが「ゼロクラス」のカリキュラムです。4年生の内容から始めて、1年間で中学受験の内容を進めていきます。通常の塾のカリキュラムは盛りだくさんです。サピックスでも四谷大塚でも、中学受験の全範囲をテキストに載っています。一方、入試問題では、すべてを要求するものではなく、学校によっては心情把握と記述を要求するし、学校によっては知識を重視します。開成や桜蔭が要求するような深い思考力を中堅校では要求しません。もちろん開成を目指すのであれば開成が要求する能力に応える勉強をしなくてはなりません。ですが、受験生全員がそれをやる必要はありません。ゼロクラスは、取捨選択をし重要単元に時間をかけることで、1年で中学受験を目指しています。もし、ゼロクラスのように4年生の内容から始める塾があれば検討してみるといいと思います。
 ゼロクラスはこちら



・個別や家庭教師はどうなのか
家庭教師と集団授業どちらもやっているので、両方のメリットデメリットを理解しています。一言で言うと中学受験に限って言えば、家庭教師や個別だけで受験するのはなかなか大変です。費用の問題もあるのですが、「見て学ぶ」という子どもの特性をクラス授業では目一杯利用します。例えば、宿題をやらせるのも、叱ったり褒めたりした方が良いタイミングがあるし、子どもによっては見て学ばせた方が良い場合もあります。1対1ですとそれができないので、宿題をやってこなくても、その場でやらせるか叱るかくらいしか手がありません。
個別や家庭教師だけでも上手くいくのは、子ども自身が好奇心が強く理解力が高い、指示したことはもちろん、それ以上のことを自分の意志でやれる子です。もちろんそういう子はクラス授業でも上手くいきます。
とは言え、
6年生の途中からですと入塾自体が難しくなりますので、その場合は個別や家庭教師を検討することになります。




以上、新6年生での転塾について考えてみました。いかがでしょうか。
一つポイントになるのは、カリキュラムがどこまで進んでいるのかです。
進みの早い塾では5年生いっぱいくらいで単元別の履修は終わり、6年生では総合問題の対応にシフトしていきます。ゆっくり進む塾でも7月以降は総合演習です。

通い慣れた塾を離れることは勇気のいることですし、本人の意向を無視して進めるべきではないと思います。ですが、納得できる受験をすることも大切です。受験をどうとらえるか、勉強の進捗がどうなのかなど、一度振り返って考えてみるのもいいのではないでしょうか。



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納得できる良い受験になることをお祈り申し上げます。
良いお年をお迎えください。





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