少子高齢化が進み、大学全入時代と言われていますが教育費の家計を占める割合は増加傾向にあります。
・一般的な教育費
マネセツ
この大きな支出は住宅資金、老後資金とあわせ「人生の三大支出」と呼ばれています。
特に東京など首都圏で公教育に不安を感じる家庭が、私立小学校や私立中学校に通わせたり、そのために塾や家庭教師を利用していることが教育費増加の一因となっています。
▼中学受験人口の推移
東京など首都圏でどのくらいの小学生が中学受験をするのかと言うと、2007年の43,716人をピークに減少していましたが、ここ数年少しずつですが回復し2017年は36,888人が受験しました。この辺りのデータは森上研究所が詳しいです。
2007年43,716人 → 2014年35,655 → 2017年36,888
・中学受験者数の推移
中学受験を目指す場合は、一 3年生の2月から3年間進学塾に通うのが一般的です。その費用は安くても200万円はかかりますし、家庭教師まで使うとなると300万円や400万円かかることもあります。また多くの時間を中学受験勉強に費やすわけですのできちんと成果を出していきたいところです。
・中学受験塾の費用
東京都内の中学受験にかかる塾の費用をまとめてみました
▼なぜ中学受験に失敗してしまうのか
多くの費用と多くの時間を費やして進学塾に通い、中学受験を目指しますが、残念ながら全員が満足できる結果を出すわけではありません。希望する中学に合格できる子はほんの一握りですし、途中で挫折し中学受験自体を断念してしまう子もたくさんいます。本人の努力が足りないということもありますが、お母さまお父さまの認識不足が原因となってしまうこともあります。
▼よくある誤解その1「偏差値40の中学からではトップ大学に入れない」
偏差値40と言うとどんな印象でしょうか?例えば港区にある高輪中学はサピックスの偏差値ではだいたい40です。四谷大塚ですと46(2月1日の2017結果50)になっています。
では高輪中学からどんな大学にどれくらい合格するかと言うと・・
東京大学3、国公立38、慶應大学18、早稲田大学27、上智大学20、東京理科大学32
以上、すべて現役です。
この数字は、都立高校と比べると、偏差値66の都立駒場高校や小山台高校より少し高く、偏差値68の両国高校よりも少し低いくらいです。
なぜこうなるかと言うと、偏差値は母集団に影響される指標だからです。たんなる勘違いで済むことがほとんどですが、中には誤解があるために失敗してしまうこともあります。
極端な例では、塾での偏差値が40しかとれないということで中学受験を断念してしまうこともあります。
▼小学生向けの中学受験に関する情報や勉強法は誤解が多い
このように中学受験に関する情報や勉強法については誤解が非常に多くそのことによって中学受験を失敗してしまうこともありあす。中学受験を正しく理解すれば失敗の多くは避けることができます。当ブログではこれから何回かに分けて、よくある誤解についての具体的な説明とそれぞれの対応方法を紹介していきます。
・誤解についての記事の予定
「4年生からの成績の積み重ねが大事」「復習は反復練習が大事」「伸ばすためにはとにかくほめることが大事」など、こんな内容を予定しています。
<中学受験セミナーを開催しています>
大田区にある進学塾『学習会』では、『中学受験で失敗しないために知っておきたい8つの誤解(仮)』というテーマの特別無料セミナーを予定しています。
子どもの教育方法や中学校受験をさせるべきかどうか等お悩みごとがあればぜひセミナーをご利用ください。
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*セミナーの受付は8/28(月)を予定しています