2014年3月10日月曜日

考える力って何だろう?

こんにちは。

学習会では「考える力を鍛えよう」というスローガンを掲げていますが、
今回は、この考える力について考えてみます。


思考力を伸ばすことを謳っている塾もたくさんあります。

「思考力」・・
似ていますね。何が違うのでしょうか?


我々は考える力について、
もう少し広く捉えています。


考える力とは・・

  1. 応用力
  2. 質の高い基礎
  3. 知識が増える学習習慣


学習会ではこのように捉えています。


一つひとつ見ていきましょう。


応用力

例えば、読む力、理解する力、気付く力、組み立てる力、工夫する力・・・
こんなところでしょうか。
持っている知識を使う力です。

これによって、「初めて見る」どんな問題でも解くことができます。



質の高い基礎

応用力を支えるのが、質の高い基礎です。

例えば、台形の面積。

(上底+下底)×高さ÷2

このような公式を単に憶えたものは「知識」であって
応用力を支える「基礎」にはなりません。

ただの知識は忘れてしまえば何の役に立ちません。

「台形の面積?公式知らないから出せないよ」

こうなってしまうと、
頭を一切使いません。


こんな感じで見えてくれば、
三角形が2つ、から出せますよね?

こんな風に思考の元になるような質の高い基礎を習得しましょう。



知識が増える学習習慣

知識も大事な要素ですが、週テストが終わったら忘れてしまうようでは困りますね。

漢字を例にとってみましょう。
何も考えずにただひたすら書いてもなかなか憶えられませんし、定着しません。


音、訓、部首に着目することが大事です。

「ごんべん」だから人に何かを伝えるんだな、とか、
吾と組み合わせて語るだな、とか。

人間はコンピュータとは違います。
興味の無いもの、エピソードの無いものを暗記することは苦手です。

関連付けるなど一工夫することで、
知識が増やしやすくなり忘れにくくなります。



いかがでしょうか。

6年生6月くらい、単元学習から総合演習に変わるころ、
塾の順位が大きく入れ替わります。

単元テストで取れなかった子が、
急に実力テストで飛躍することがあります。

伸びる子と伸び悩んでしまう子を分けるのが、
この「考える力」です。



さて、久しぶりにお母さん向けの中学受験セミナーをやります。
この考える力を中心にしながら、
受験学年の計画の立て方についてお話しいたします。

よろしければぜひご参加ください。


-----
入試から逆算、合格する子の「受験計画」 春編(新6年生限定)

4/10(木)09:50-11:30(開場9:35)
武蔵小山会場 25名 先着順優先
料金 1,000円

詳しくはこちらでご確認ください。
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
中学受験情報はこちらから