1月の埼玉・千葉を皮切りに、今週はいよいよ東京でも中学入試が始まります。
埼玉・千葉で入試を経験した子ども達は真剣そのもので、1日1日と成長していっているのを感じます。
このように日々勉強し、第一志望に合格するレベルまで実力をつけることは大切なのですが、試験当日はいつもとは違う環境で合格か不合格かが決まる試験をしなければならないということで、子ども達には相当のプレッシャーがかかります。
そのようなプレッシャーの下で本当の実力を発揮できないという事象は、子ども達だけではなく私達大人にも発生しうる事象です。
ここでは、子ども達が試験当日にプレッシャーに押しつぶされることなく、真の実力を発揮できるような心得を紹介します。
これらの心得をぜひ子ども達に伝授してあげてください。
受験本番で実力を発揮するための心得①忘れ物をしないためのチェックリストを作る
試験当日にに大切なことは忘れ物をしないことです。
・受験票
・財布
・筆記用具
・時計
・参考書等
これらを忘れないようにするだけなのですが、当日の緊張感もあるためか、毎年1人は何かを忘れてしまうことが起きています。
かくいう著者も、大学受験のときに受験票を家に忘れてしまいました。
試験当日は通常とは異なる心理状態であることをふまえて、前の日に持ち物のチェックリストを作っておくといいでしょう。
以下、毎年受験生に配布している学習会オリジナルのチェックリストをアップロードしました。
特に雪に備えて、濡れた靴下を入れる袋や替えの靴下、保護者用の防寒具など、これまでの経験で役に立ったものをピックアップしています。
ご利用ください。
中学受験前日のチェックリスト
受験本番で実力を発揮するための心得②前日は早めにベッドに入り、十分な睡眠をとること
当日にこれまで培ってきた実力を最大限に発揮するためには、脳のエネルギーが十分でなければなりません。
そのためには前日に十分な睡眠をとっておく必要があります。
試験前日に夜遅くまで勉強して睡眠時間が短くなってしまうのは、次の日の脳には悪影響です。
前日に追い込みをかける必要がないように、前もってしっかりと勉強しておきましょう。
受験本番で実力を発揮するための心得③なるべく新しいことはせず、いつもと同じことをする
脳はリラックスしているときに最高のパフォーマンスを発揮するそうです。つまり、脳をリラックスさせることが大切なのですが、そのためにはなるべく新しいことをしないほうがいいとされています。
試験当日だからといって、気合を入れるためにその日だけ早起きしたり、いつもと違う朝ごはんを食べたりすると脳がびっくりして興奮状態になってしまい、試験に集中できなくなったりします。
また、過去には試験だからといっていつも飲んでいない栄養ドリンクやコーヒーを飲んだところ、体調が悪くなったという子どももいました。
試験当日もなるべく同じことをして、脳をリラックスさせましょう。
受験本番で実力を発揮するための心得④わからない問題があっても焦らずに次の問題に進むこと
試験中にわからない問題が出てきて焦ってしまい、不安が大きくなってパニックを起こしてしまう子どもは多いです。
パニックまではいかないとしても、1つの問題に対して時間を無駄に費やしてしまって他の問題を解く時間がなくなってしまい、いつもは解けていた問題も解けなくなってしまうことはよくあります。
これを回避するためには、子ども達に「わからない問題があっても気にしないで次の問題に進むこと。あなたがわからない問題は、みんなもわからない難しい問題なんだ。」とアドバイスしておいてください。
実際に、難しい問題を1問解けたとしても、その問題のために基礎の問題を複数問落としてしまっては元も子もありません。
わからない問題にこだわるよりも、次に出てくるであろう複数の基礎問題を着実に解答するほうが全体の点数は上がります。
受験本番で実力を発揮するための心得⑤試験が全て終わるまで、友達と話をせず、1人で次の科目の勉強をすること
試験会場に友達がいても話をしないようにしましょう。話をしてしまうと、「あれの答えは何て書いた?」「今回の試験は簡単だったね。」など先程の試験の答え合わせが始まります。
答え合わせをしても時間の無駄です。なぜなら誰も本当の答えは知らないのですから。そのようなことに時間を使うよりも、次の試験のための勉強を1人でしましょう。
子どもにとって中学受験は初めてのことだらけ。親ができることは自信をもたせ、安心させることです。
中学受験は多くの子ども達にとって、初めて自分の進む道を決める真剣勝負のイベントです。
場合によっては志望校に落ちるという残酷な結果も受け入れなければならないため、子ども達は相当な不安と焦りといったプレッシャーを感じるでしょう。
しかし、この受験というプレッシャーを経験し、立ち向かっていくことは、私達がそうであったように、子ども達を大きく成長させます。
子ども達の成長を喜び、できれば志望校に合格できるよう、私達は子ども達に自信を持たせて、安心させるようなフォローをしていきましょう。
最後に、親も忘れ物に注意
このように、子ども達に伝えたい心得についてまとめましたが、実は保護者がミスをするケースが少なくありません。
手続きの締め切りを忘れたり、入試会場を間違えた保護者もいらっしゃいました。
せっかく頑張っている子ども達の足を引っ張らないように、本人以上に注意してください。
学習会の中学受験の実績
学習会は、「考える力を鍛えよう」をスローガンに、10年以上中学受験専門塾を運営してまいりました。
お子様の合格力アップのためのノウハウを紹介いたします。
がんばった塾生の偏差値の伸び
慶應中等部(偏差値70)合格
5年生12月時点では偏差値52
吉祥女子(偏差値64)合格
4年生7月時点では偏差値40
鷗友学園(偏差値60)合格
5年生5月時点では偏差値42.33
などなど、「考える力」を鍛えると、合格力は伸びます。
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