「Don't think.Feel(考えるんじゃない。感じるんだ)」という、ブルース・リーの言葉があります。
武術のことは正直よくわかりませんが、中学受験においては「Don't feel.Think」と私は言いたいです。
生徒に質問されたとき、私はすぐに答えを教えません。
まず生徒がどう考えているかを言わせたうえで、「なぜその答えに至ったか」の根拠を聞くことにしています。
ケースは様々です。本人なりに考えているが正解に至っていない子、
基本的なことがらを間違って覚えているせいで正解に至れていない子、
そして、何も考えずにただ当てずっぽうで答えを言っているだけの子。
それぞれ対処が違うわけですが、いま何を考えているか聞くことで、状況を洗い出すことができるわけです。
ただ答えを教えてしまっては、何も考えずにただ正解を与えられるのを待つだけの子になってしまいます。